飲ませサビキ　西へ。

遠足気分でプチ遠征。　

野ウサギと出会う獣道をくねくね下ってやって来ました小島湾。

お久しぶりですこうよう丸。

徳島県南の飲ませサビキがピークを越える盆明けからイワシが入ってきて

８月末から９月にかけて本番を迎えるこのエリア。

ここでの釣りは　主に３パターン。

① 湾内 …　底はフラットな砂地　根掛かりなし。

　　　　　　　　アタリも比較的多く数釣りポイント。

　　　　　　　　主にハマチ時々タイなど。

　　　　　　　　釣りやすく初級者向き。

②　かけ上がり …　瀬に当てていくため根掛かり注意

　　　　　　　　　主にハマチだがブリサイズも出る　ヒラメや根魚も出る。

　　　　　　　　　中級者向き。

③　魚礁地帯　…　高い５～１０ｍ魚礁の間を流すため根掛かり多い

　　　　　　　　　　ハマチサイズは少なく掛かれば大物メジロ～ブリ　

　　　　　　　　　　タイやヒラメ，サワラも大型が出る。

　　　　　　　　　　一日を通してアタリの数は少なく

　　　　　　　　　　掛けても根掛かり・ラインブレイクの可能性大。

　　　　　　　　　　ハイリスク・ハイリターンの上級者向き。
　　　　　　　　　　

ここ数日は①の湾内で釣れているという。

前々日はハマチ中心に１人１０匹前後とよく釣れたそうな。

前日は食いが渋くなって釣果も半減、ハマチにタイ混じりで１人４，５匹程度。

…で今日は流れからいけば釣果は前日の半減？１人２～３匹？

何だかとってもいやな予感。

今日は朝から特大サイズのスーパーウルメ。

タチウオテンヤのエサになりそう。

仕掛けは１２号を入れといてという船頭さんであったが

昨日も一昨日もハマチサイズで大きいのは釣れなかったということで

上８号＋下７号の連結仕掛けで。

根掛かりのない湾内のドベ（砂泥地）なのでその太さで十分かな？

スーパーウルメがブルブルと付いて底まで落とすと

竿先のテンションが抜けて食い上げ？

一呼吸おいて竿先が一気に舞い込んだ。

ファーストヒットはハマチ君？

…にしては引きが強すぎ～

仕掛けの強度が心配だったが

船頭さんもビックリこんなところにおるんやなぁの

小ブリ君　８７ｃｍ

１匹釣れたら青物はまわりにまだたくさんいるはず。

ここ数日ハマチがよく釣れているポイントのようで

他の船も１０隻ほど集まってきた。

朝のゴールデンタイム到来か。

…が

他の船も含めてまったくかすりもせず。

私が掛けたブリがウルメを飛ばしてしまったのか

そのうちウルメすらいなくなった。

そして誰もいなくなった。

ウルメを求めてさすらいの旅へ

（中略）

引き潮の動き始めに瀬の際でヒラメが２枚揚がったが

潮が速くなるとウルメは一瞬で姿を消した。

そしてまた放浪の旅へ

青物メインの飲ませサビキは

ウルメが大量に入ってくるとそれに付いて青物も入ってくる。

ウルメの群れが入ってきた日に釣りをすれば入れ食い大漁。

青物はタイと違ってウルメの群れを食い散らかすので

翌日は半減さらにその翌日は…と

新しいウルメの群れが入ってこなければ日に日に釣果は少なくなっていく。

どうやら今日はそのパターンのようだ。

船頭さんも今日はウルメが少ないな～と嘆いている。

昼前になっても

イケスの中はガラガラ～

天気予報通り雨まで落ちてきて

撃沈モード全開で朝のポイントに帰ってきた。

久々にウルメを見つけて

待望のアタリ。

ロクマルのタイ

まわりの船もポツポツとハマチを揚げている。

ついに待ちに待った時合い到来か？

ここで　予期せぬハプニング　　

クラッチのワイヤー切れた？

操船不能状態に。

湾内なので漂流の心配はないが

船が動かなければ今日の釣りはこれで終了？

船頭さん狭くて熱いエンジンルームにもぐり込むこと２０分

応急処置テグスで作った簡易クラッチ？でピンチ脱出！

釣り再開。

時合いに突入したようで

ウルメが掛かれば何かが当たる。

二の腕ほどの巨大エソ。

ハマチやタイもポツポツ釣れてそろそろ沖上がり時間。

１３時をまわって船の修理もしないといけないのでぼちぼちしまおうか

と言いつつ

泣きの一流しでハマチ追加。

活性高く仕掛けを入れたら食いそうだったので

泣きのもう一流しでタイ追加。

時合いの真っ最中ではあったが

１３：３０　終了。

トラブル発生でどうなることかと思ったが

何とか無事に帰港。

後半ちょっとだけ挽回して　船頭さん＋３人でハマチ～ブリ１３本　マダイ４匹　ヒラメ２枚

食いの悪い日を選んで釣行しているかのごとく

予想通りの苦しい展開であったが何とか最後に帳尻合わせ。

本日の釣果　マダイ～６２ｃｍ３匹　
　　　　　　　　ハマチ～ブリ～８７ｃｍ４匹
　　